ニコ・ヒュルケンベルグのマネジャー、決断の遅いウィリアムズを非難

2010年11月19日(金)
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ニコ・ヒュルケンベルグ(ウィリアムズ)のマネジャーが、ヒュルケンベルグ放出を決める決断が遅かったとして、ウィリアムズを非難した。

『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、ウィリアムズのチーム会長アダム・パーがヒュルケンベルグのマネジャーであるウィリー・ウェバーへヒュルケンベルグとの契約を更新しないと伝えたのは、アブダビGP決勝終了後だったという。

19日(金)からは、来季のタイヤサプライヤーであるピレリのタイヤを使ったテストが行われるが、ヒュルケンベルグもこのテストに参加するため、アブダビGP後もアブダビに残ることを予定していた。しかし、ヒュルケンベルグの放出が発表されたことを受け、ヒュルケンベルグがピレリテストに参加しないことも17日(水)に発表された。

ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)のマネジャーとして、1990年代からF1にかかわってきたウェバーは、次のように加えている。

「この20年間、私はこんな扱いを受けたことはない」

「彼らがきちんと“われわれには資金が必要なので、これ以上ニコを起用できない”と言ってくれれば、私は気にしなかっただろう。その代わりにわれわれは、ほかの場所を探す時間もない状況に追い込まれた」

一時はヒュルケンベルグがルノーへ加入する可能性もあるとみられたが、現ドライバーのビタリー・ペトロフがさらなる支援を獲得し、残留することが濃厚になったため、ヒュルケンベルグのルノー入りは可能性が低くなった。

また、ヒュルケンベルグがフェラーリへ加入し、フェリペ・マッサ(フェラーリ)がシートを失うとの報道については、フェラーリ側もウェバーも否定している。

ヒュルケンベルグの母国ドイツでの報道によると、ヒュルケンベルグはフォース・インディアかロータスへ加入する可能性があるようだ。

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