F1 を目指すならプレッシャーは当然とレッドブル育成ドライバー

2010年12月02日(木)
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レッドブルから支援を受けているドライバーには、大きなプレッシャーがかかっている。

こう語るのはジャン・エリック・ベルニュ。ベルニュは、レッドブルのドライバー育成プログラムを外されたブレンドン・ハートレイの後任として、2010年シーズン中にレッドブル・ジュニアチームへ加わった。

ベルニュは、フォーミュラ・ルノー3.5でのハートレイのシートを引き継いだほか、シミュレーターでは、レッドブルの2011年型車RB7の作業も行っている。

レッドブルのモータースポーツ・コンサルタントであるヘルムート・マルコ率いる育成プログラムは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)というF1チャンピオンを輩出した一方で、容赦なくドライバーを解雇することでも有名だ。

「ジュニアチームは、現状で世界最高の(F1)チーム、レッドブル・レーシングの一部なんだ。だから、プログラムに参加しているドライバーは、最高であることが求められる」

「それも当然のことだよ。もし僕が明日結果を残せなければ、レッドブルからの支援を失う。でも、そういうものだし、許されるのは勝利のみなんだよ」

「僕はそれを受けて入れているよ。それが、F1へたどり着く唯一の道だからね。僕のブリーフケースには1,500万ドル(約12億6,000万円)なんて大金は入っていない。僕が(F1へ)上がるには、レースに勝って、選手権を勝ち取るしかないんだ」とベルニュは『Auto Hebdo(オート・エブド)』へ語った。

その一方でベルニュは、レッドブルのドライバー育成プログラムが、若手ドライバーに大きなプレッシャーをかけすぎているとの意見は否定した。

「もし僕たちがプレッシャーに対処できなければ、特にそれがモータースポーツであるのなら、F1でやっていけないと思う。だから、そういったものに慣れるのはいいことだよ」

「ヘルムート・マルコも言っているように、早い段階でプレッシャーに慣れるのはいいことだよ。それによって強くなるからね。僕も、その考え方には心から賛成している」

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