ジャン・エリック・ベルニュには、F1での将来がある。こう語るのは、ベルニュも所属する、レッドブルのドライバー育成プログラムの責任者ヘルムート・マルコだ。
この数日間、アブダビでの若手テストで連日トップタイムを記録したダニエル・リチャルドに注目が集まっている。リチャルドは、レッドブルのドライバー育成プログラムで最もF1デビューに近いドライバーとされており、2011年はトロ・ロッソから金曜のフリー走行に出走することが決まった。
しかし、ベルニュも育成プログラム内でトップレベルのドライバーであり、今年のイギリスF3では2位に大差をつけてタイトルを獲得。ブレンドン・ハートレイの後任として、7月からの参戦だったにもかかわらず、フォーミュラ・ルノー3.5ではランキング8位になった。
2010年のF1チャンピオンになったセバスチャン・ベッテル(レッドブル)も、レッドブルの育成プログラム出身ドライバーであることから、F1に向けて若手ドライバーを育成する「われわれのすべての努力が正しいものだと証明された」とマルコは語っている。
さらにマルコは、アブダビでの若手テストにトロ・ロッソから参加していたベルニュについて、次のようにコメントした。
「今われわれが求めているのは、F1で勝てる次のドライバーだ。ジャン・エリックがそうかもしれない!」
「彼とセブ(ベッテルの愛称)とはまったく違う性格だ。だが、パフォーマンスさえあれば問題にはならない」