2010年最終戦のアブダビGPで、F1のセーフティカーが250戦目という節目を迎えていた。
F1に初めてセーフティカーが導入されたのは1973年のカナダGP。当時はサーキットごとにセーフティカーとして使われる車両が異なっていた。
しかし、1996年からはメルセデスがセーフティカーを供給。このセーフティカーは1996年のフランスGPで初出動した。
1996年に使用されたメルセデスの初代セーフティカーはC36 AMGだったが、現在セーフティカーのドライバーを務めているベルント・マイランダーは、「あれは僕の会社の車だったんだよ」と当時を振り返る。
『Motorsport-Magazin.com』によると、「S-BM 300」というマイランダーのナンバープレートをつけたままセーフティカーはデビューレースを迎えていたようだ。
250戦で135回出動してきたメルセデスのセーフティカー。これまでに9車種が使用されてきたが、2010年はガルウイングが目を引くSLS AMGが使用された。