マクラーレンやメルセデスGPのチーム首脳陣が28日(土)、F1のフレキシブル・ウイング騒動の終結を示唆した。
レッドブルやフェラーリのフロントウイングが高速走行時に下方向へ大きくたわんでいたため、統括団体FIA(国際自動車連盟)はベルギーGPからウイングの検査基準を強化。イタリアGPからは、フロアの検査基準も強化されることになっている。
マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュは、ベルギーGPが行われているスパ・フランコルシャンでメディアに対し、ベルギーでは問題になっているチームのウイングが大きくたわんでいないと語った。
「(問題が)解決したのか定かではないが、ウイングの強度や位置はこれまでのレースとは違っていた」とのウィットマーシュのコメントを『Reuters(ロイター)』が報じた。
一方、メルセデスGPのチーム代表であるロス・ブラウンも、次のように語る。
「ここ数レースで見られていたことが、今週末には見られないことを誰でも確認できると思う」
「何が起きたのか分からないが、私には変化があったように見える」
レッドブルもフェラーリも、ハンガリーで使用したのと同じ設計のウイングをベルギーでも使用していると語っていた。