ドイツGPでチームメートから優勝を譲られていたフェルナンド・アロンソ(フェラーリ)。アロンソが今年のチャンピオンになった場合、F1の汚点になるとの意見も出ているが、アロンソはこういった意見を気にしていない。
アロンソはドイツGPで、チームメートのフェリペ・マッサから優勝を譲られた。これによってアロンソは、7ポイント多く獲得できていたことから、もしアロンソがチャンピオンになったとしても、2位のドライバーとのポイント差が7ポイント以下だった場合、王座の価値が下がると指摘する関係者がいる。
しかし、こういった意見を気にしていない様子のアロンソは、次のように語った。
「7ポイント差だろうが、25ポイント差だろうが、今の僕には大切なことじゃないよ」
「今の僕たちの頭にあるのは、レースに優勝するか、2位になることだよ。それが目標だし、実現は可能だと思う」
しかし、もしセバスチャン・ベッテル(レッドブル)がレースをリードし、マーク・ウェバー(レッドブル)が2番手、アロンソが3番手だった場合、ベッテルがウェバーに優勝を譲るとウェバーがチャンピオンになる。だがアロンソは、次のように話している。
「日曜の午後(決勝)にそんなことが起こらないか心配することはない。そんなことには、1秒たりともエネルギーを費やさないと思うよ」