【F1日本GP特集】注目ドライバーのフェルナンド・アロンソ

2010年10月06日(水)
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タイトル奪取のため、夢だったフェラーリへの移籍がかなったフェルナンド・アロンソ。最後までチャンピオン獲得をあきらめない。

3歳でカートに初めて乗り、13歳でスペインのカート選手権でチャンピオンを獲得するなどカートで抜群の成績を残しているアロンソは、2000年にF3000に参戦に参戦しながらもミナルディのテストドライバーを務める。2001年、19歳になったアロンソは、ミナルディからF1デビューを果たすが、2002年はルノーのテストドライバーを選びレースに参戦しない。翌2003年、ルノーからF1復帰をするとハンガリーGP(グランプリ)でポール・トゥ・ウィンを達成、当時の最年少優勝者記録を更新した。

2005年に史上最年少チャンピオン(当時)となったアロンソは、2007年からマクラーレンへ移籍することを早々と発表。2006年もルノーから参戦し、2年連続のチャンピオンを獲得する。2007年、2冠を手土産にマクラーレンへ移籍したアロンソだったが、チームとの折り合いがあわず、契約を解除してチームを去り、2008年に古巣ルノーへ復帰。

2009年は中団グループに埋もれるものの、マシン性能を最大限に引き出し、コンスタントにポイントを重ねるが、タイトルを争うまでの速さはなかった。フェラーリがキミ・ライコネンとの契約を1年短縮させ2009年いっぱいで終了させたことを発表したと同時に、アロンソの加入を発表。以前から赤いマシンに乗りたかったと語っていたアロンソの夢がかなった瞬間だった。

2010年、移籍後早々に開幕戦で優勝を手にするが、レッドブルやマクラーレンの速さについていけないグランプリが続く。第11ドイツGPでは2番手を走行中チームオーダーによって優勝を手にする。批判の声も上がるが、FIA(国際自動車連盟)は直接ドライバーにペナルティーを科すことはなかった。フェラーリドライバーとして初めて迎えるイタリアGP。チームのホームレースで勝利、フェラーリにとっては2006年以来となるホームグランプリ制覇だった。シンガポールGPでは2位セバスチャン・ベッテル(レッドブル)とともにレベルの高い走りを見せつけ2連勝。ドライバーズ・ポイント・ランキング2位に浮上し、一気にタイトル争いにからむことになった。

シーズン終盤は1戦もリタイアできないと語っていたアロンソ。今季から変更になったポイント数変更で最終戦までタイトル決定戦が持ち込まれる可能性が高く、最後まであきらめないアロンソ。大事な鈴鹿での一戦を是が非でも勝ち取りたいところだ。

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