小林可夢偉(ザウバー)が、観光庁の「スポーツ観光マイスター」に任命されることが決まった。
観光庁では、日本の魅力あるスポーツ資源を最大限に活用し、観光振興の起爆剤とするため「スポーツ観光」を推進している。その中で、世界的に活躍するスポーツ選手や元選手を「スポーツ観光マイスター」として任命し、スポーツを核とした観光PRの協力を得ていた。
これまでには、サッカー日本代表の元監督フィリップ・トルシエ氏や、元スキー選手の荻原健司氏、モータースポーツ界ではルマン24時間に現役ドライバーとしては最多出場している寺田陽次郎氏が任命されていた。
可夢偉は、昨年の終盤戦でF1にデビュー。今年はザウバーからフル参戦を果たし、5回の入賞を果たすなど、世界を舞台に活躍している。
また、先日に可夢偉が国土交通省を表敬訪問した際には、観光庁の溝畑宏長官と会談しており、そこで観光マイスターの話も出ていた。今回はそれが実現した形になる。
シンガポールGP終了後、29日(水)には観光庁長官室で任命式が行われる予定だ。