小林可夢偉、2011年の目標はノーミス

2010年11月24日(水)
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小林可夢偉(ザウバー)が、2011年に向けた目標はミスをゼロにすることだと語った。

今年はザウバーに加入し、F1で初のフルシーズンを過ごした可夢偉。予選での驚異的なラップや、決勝での勝負強さを見せ、当初のチームメートであるペドロ・デ・ラ・ロサを上回るポイントを獲得。チームメートがニック・ハイドフェルドに変わってからも、可夢偉はチームメートを上回る活躍を見せた。

可夢偉は今シーズンを振り返り、次のように語っている。

「たくさんのアップ・ダウンがありましたが、全体的にはいいシーズンでした。序盤はかなり苦戦しましたけどね。かなりキツかったですよ。つらかったし、今はテストが無いので、ああいった状況からシーズン中に復活するのは難しいんです」

「それでも、シーズン終盤に向けて僕たちは、かなり強力になりました。チームが素晴らしい働きで復活してくれたので、彼らの働きに感謝したいです」

可夢偉は、日本GPでの追い抜き連発など、今年はコース上での追い抜きでファンを魅了してきた。追い抜きの秘けつについて質問されると、可夢偉はおどけてこう答えている。

「僕は日本人だから、目が小さいんですよ。だから、ほかのクルマが見えないんですよね」

ユーモアを見せた可夢偉に対し、インタビュアーがまじめな返答を促すと、可夢偉は「抜けると思ったときに、抜いているだけです。それだけですよ。秘密なんてありません」と答えた。

今シーズンの可夢偉は、1周目にクラッシュしたカナダGPや、順位を上げるため攻めているときにクラッシュしたシンガポールGPなど、ミスをしていたこともあった。来年の目標について質問された可夢偉は、次のように答えている。

「個人的な目標は、ミスをゼロにすることですね。チームとしては、いいクルマで戦い、選手権での順位を上げるため、定期的にポイントを争うことです」

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