フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長が、イタリアGP開催地として長い伝統のあるモンツァに忠誠を誓うのか、誓わないのか、立場を明確に示すよう求められた。
こう求めたのはモニカ・リッツィ。モンツァがあるロンバルディア地域のスポーツ評議員を務める人物だ。
ローマ市長ジャンニ・アレマンノは、早ければ2012年からローマで市街地レースを開催できると自信を見せている。しかし、現在イタリアGPを開催しているモンツァから、イタリアでのF1開催権を奪うつもりはなく、イタリアで2レースが開催されることになると語っていた。
だが、リッツィはローマの計画をモンツァへの脅威へと考え、イタリアでの2レース開催に反対するようモンテゼモーロに求めた。
「モンツァは1922年以来、この地域の歴史の一部であり、F1カレンダーの中でも最も人気があり、私たちの誇りでもあります」
「今こそディ・モンテゼモーロが、フェラーリは(ローマでのレース開催に)反対するのか表明すべきときです。最も多くのフェラーリが売れるのはイタリア北部であるため、適切なことだと思っています」とリッツィは『Corriere della Sera(コリエーレ・デラ・セラ)』へ語った。