フェラーリ、F1分裂の可能性を再び示唆

2010年12月21日(火)
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「F1」という有名な名前がなくてもやっていける。こう語ったのは、フェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長だ。モンテゼモーロは最近、F1分裂のうわさを再燃させるような発言を繰り返している。

つい最近にもモンテゼモーロは、チームが主導する形で別シリーズが発足する可能性があるとコメント。しかし、F1の最高権威バーニー・エクレストンはこれに対し、「完全にナンセンス」とF1分裂の可能性を否定している。

予算制限を導入しようとしたF1の統括団体FIA(国際自動車連盟)の前会長マックス・モズレーとチーム側が対立し、各チームが分裂シリーズを立ち上げるとFIAに圧力をかけていた昨年、チーム側のリーダ的存在になっていたのがモンテゼモーロだった。

F1には、コンコルド協定と呼ばれる秘密文書が存在しており、これにF1の商業面などが規定されている。現行のコンコルド協定は2012年に期限が切れるが、コンコルド協定の失効後もF1が何の変化も続くことはないとモンテゼモーロは先週に語っていた。

「どうするのか考える必要がある。今のまま続けることはできない」

「フォーミュラ1(F1)という名前は必要か? 違う名前でもやっていけると私は確信している」

「(F1のオーナーである)CVCとの関係を維持することはできる。だが、それは財政面の条件がよくなった場合のみだ」

「もしくは、チーム側が独自に会社を立ち上げ、バーニーを代表にし、マーケティング面では新しく近代的な手法を考える。NBA(アメリカのプロバスケットボール)のような形でやっていけるはずだ」とのモンテゼモーロのコメントを、『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じている。

モンテゼモーロは、エクレストンを新F1の中心人物に考えているようだが、エクレストンは「株式市場ではなく、レース」に情熱を持っていることがその理由だという。

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