フェリペ・マッサ(フェラーリ)は、ベルギーGPで自身のグリッドより前からスタートしていたものの、ペナルティーを逃れていた。
ベルギーGPのスタート時、『BBC』の解説者マーティン・ブランドルは、シグナルが消える前にマッサが「2メートル」ほどグリッドからはみ出していたことに気付いていた。
また、一般の観客が撮影し、動画共有サイトYou Tubeに投稿された動画でも、マッサがグリッドからはみ出してスタートを迎えていた様子が確認できる。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、マッサが「少なくとも1メートルは」グリッドからはみ出していたと報じた。
フェラーリはレース後に発表したチームリリースで、マッサがグリッドへつく際にミスをしたことにも、スタート直後に2つポジションを上げたことにも、ふれていなかった。
ドイツのメディアはこの件について、統括団体FIA(国際自動車連盟)の担当者も、ライバルチームの関係者も、マッサのミスに気付いていなかったとしつつ、もし気付かれていれば、マッサはドライブスルーのペナルティーを受けただろうと報じている。
各グリッドにはセンサーが設置されており、本来であれば、適切なグリッド位置についているか、フライングがなかったかを確認できるようになっている。