ベルギーGPでフェリペ・マッサ(フェラーリ)が、グリッドからはみ出してスタートしていた問題で、統括団体FIA(国際自動車連盟)が調査を開始した。
『BBC』の解説者マーティン・ブランドルはベルギーGPのスタート時、マッサが約「2メートル」グリッドからはみ出していることに気付いていた。
また、一般の観客が撮影し、動画共有サイトYouTubeに投稿した動画でも、マッサがグリッドからはみ出して止まっていることを確認できる。しかし、ベルギーGPのスチュワードは、マッサにペナルティーを科していなかった。
『Telegraph(テレグラフ)』紙によると、なぜマッサがペナルティーを免れたのか、FIAが調査を開始したようだ。
報じられるところでは、マッサ車のフロアに装着された発信器は、グリッドに設置されているセンサーに向けて信号を発信しておらず、マーシャルがレースディレクターに直接報告することもなかったという。
「日曜(29日)の夜に正式リザルトが発表されるまで、何の情報も抗議もありませんでした。ベルギーGPの順位はすでに確定し、変更できません」
「レース管制との間に、明らかなコミュニケーションのミスがあったことについて、再発防止のため、FIAは調査しています」とFIAのスポークスウーマンは語った。