フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリは、フェラーリがタイトルを獲得する可能性はまだ残っているとしつつも、イタリアGPでレッドブルが苦戦するとは思っていないようだ。
F1屈指の高速サーキットであるモンツァが舞台になるイタリアGPは、レッドブルが最も不利になるレースだとレッドブル関係者は予想していた。しかし、コース特性が似ているスパ・フランコルシャンのベルギーGPでは、レッドブルのマーク・ウェバーがポールポジションを獲得。レースでも2位に入った。
「そうであってほしいと思うが、信じてはいない。彼らには、非常にいいクルマがある。これも、戦略的なゲームの一部かもしれない」とドメニカリはベルギーで語っていた。
当初はフェラーリもスパ・フランコルシャンで強さを発揮するとみられていたが、レースを終えてみると、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)とドライバーズ選手権トップとのポイント差は、41ポイントにまで広がった。
また、2008年のブラジルGP以来、フェラーリはポールポジションを獲得できていない。
「間違いなく、いい兆候とは言えない。最高なパッケージになっていないということだからね。ドイツでは、あと一歩だった。だが、今では少し後退してしまったようだ」とドメニカリは語る。