フェラーリ、FIAに対する民事訴訟も検討か

2010年08月23日(月)
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F1で禁止されているチームオーダーを発令したフェラーリに対し、さらなるペナルティーが科された場合、フェラーリは民事法廷でF1の統括団体FIA(国際自動車連盟)と戦っていく準備を進めているようだ。

フェラーリはドイツGPの際、ドライバーであるフェリペ・マッサに対し、チームメートのフェルナンド・アロンソにポジションを譲り、アロンソを勝たせるよう指示していた。

しかし、F1ではチームオーダーが禁止されていることから、フェラーリには罰金が科され、9月の世界モータースポーツ評議会でさらなるペナルティーが検討されることになった。

長年FIAの会長を務めていたマックス・モズレーは22日(日)、『Welt am Sonntag(ヴェルト・アム・ゾンターク)』に対し、「(フェラーリの)2台とも、そして両ドライバーとも」ポイントをはく奪されるべきだと語っていた。

だが『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』は、もしそのような厳罰が下された場合、フェラーリは民事法廷でFIAと争っていくつもりであると伝えた。

所属ドライバーへ故意にクラッシュすることを指示し、F1からの無期限追放処分を受けたものの、民事法廷で処分の撤回を勝ち取ったルノーの元マネジングディレクター、フラビオ・ブリアトーレと同じような手法をフェラーリは考えているという。

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