フェラーリ、ペナルティーなしの理由は証拠不十分=チームオーダー問題

2010年09月10日(金)
フェラーリ、ペナルティーなしの理由は証拠不十分=チームオーダー問題 thumbnail

フェラーリがチームオーダー問題でさらなるペナルティーを免れたのは、証拠が不十分だったためだ。F1統括団体FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長が認めた。

2002年のオーストリアGP。当時フェラーリに所属していたルーベンス・バリチェロ(現ウィリアムズ)は、チームオーダーを受けて最終ラップの最終コーナーを立ち上がった後に、チームメートのミハエル・シューマッハ(現メルセデスGP)へ優勝を譲っていた。

これが大批判を受け、F1でのチームオーダーは禁止されることになったが、このチームオーダーを発令したのが、当時フェラーリのチーム代表を務めていたトッドだった。

そのトッドでさえも、同じような指示がドイツGPでフェリペ・マッサ(フェラーリ)に出されたと考えていたようだ。

『BBC』のインタビューで、フェラーリはルール違反を犯したとの意見が多いと指摘されると、トッドは次のように語った。

「私も、おおむねその意見に同意する」

「(しかし、)有罪だと言い渡すには、有罪だと証明する必要がある」

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧