2010年のスペインGP。ある17歳の少年にとっては、一生忘れられないグランプリになった。
このレースで優勝したマーク・ウェバー(レッドブル)は、特別な方法で喜びを表現しようと考え、自身がレースで使用したヘルメットを観客席に投げ入れていた。
レッドブルがチームの公式ホームページで明かしたところによると、17歳の学生であるオリオール・パスクアル君がこのヘルメットを家に持ち帰ったようだ。
「ヘルメットをゲットするために、戦わなきゃいけなかったよ。ヘルメットを取れなかったある男の人が、僕からヘルメットを奪おうとしたんだ。そのとき、僕の父親が助けてくれて彼を抑えてくれた。そして、観客のみんなが(ヘルメットは)僕のものだって叫んでくれたんだ!」とパスクアル君は当時の様子を振り返った。