イタリアのレーシングチームであるデュランゴは17日(土)、2011年にF1へ復帰を目指しているジャック・ビルヌーブと協力関係にあることを認めた。
4月にデュランゴが、来季の新規参戦チーム申請を行ったと発表していた。そして先日、1997年にF1世界チャンピオンを獲得したビルヌーブが、“ビルヌーブ・レーシング”を立ち上げてF1へ復帰するのにデュランゴが関与しているのではないかと報じられた。
デュランゴの代表を務めるイボーネ・ピントンは17日、イタリアのウェブサイト『422race.com』に「われわれと一緒に、グリッドにつけることを願っている」と語った。
「デュランゴにとって、彼(ビルヌーブ)と働くことは、とても名誉なことだ」とピントンは付け加えている。
ビルヌーブが13番目のチームとして、FIA(国際自動車連盟)から承認が得られた場合、イタリアまたはイギリスに拠点を置くかもしれないと伝えられている。
「われわれは、クルマがどこで造られるのか、わからない」とピントンは語っている。さらに「チームのホームはわれわれがいるイタリアになるだろう」
デュランゴは、今季のマシンを開発したもののF1から撤退したトヨタのクルマTF110を獲得するために、交渉中であるとうわさされている。
また、ピントンは、ビルヌーブがデュランゴに「貢献してくれる」だろうと明かした。「彼は、レースを引退したあとの仕事を準備していると思う」とピントンは付け加えた。
デュランゴは、2009年にスピードカー・シリーズでビルヌーブと一緒に戦っていた。また、ジャンカルロ・フィジケラ(フェラーリ/リザーブドライバー)のGP2チームとも関与していた。