ビタリー・ペトロフ(ルノー)のルノーでの将来は、ペトロフ本人にかかっているようだ。ルノーのチーム代表エリック・ブーリエが語った。
ブーリエはルノーの公式ポッドキャストの中で、キミ・ライコネンやエイドリアン・スーティル(フォース・インディア)が2011年にルノーへ加入するという最近のうわさも、的外れなものではないとコメントした。
チーム首脳がドライバーへ故意にクラッシュすることを指示した「クラッシュゲート」後にスポンサーを失い、ジェニイ・キャピタルへチーム株式の大部分を売却したルノー。ペトロフは多額の資金を持ち込むことでシートを獲得したが、これまでは堅実なパフォーマンスを見せてきた。
しかし、ルノーはタイトル争いへ復帰することを目指しており、ブーリエも可能な限り最高なドライバーを2人そろえる必要があると認めている。
「彼の将来は、彼自身が握っている」
「彼は、とても驚くような働きをしたことも何度かある。(しかし、)取れるはずだったポイントを取る一貫性に欠けていることは明白だ」
「2台でポイントを獲得する必要がある。それなので、彼のシートをめぐるうわさが出てきているのだろう」とブーリエは語った。