アロンソ「楽観的になっている」イギリスGPプレビュー

2010年07月08日(木)
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フェラーリのフェルナンド・アロンソが、イギリスGPを前にした心境を語った。

フェルナンド・アロンソ
「僕たちスペイン人にとっては、最高なときが続いているね。先週の土曜(3日)にはスペインがパラグアイに勝って、ワールドカップで60年ぶりにベスト4になった。そして水曜(7日)には、決勝進出をかけたドイツとの試合だよ」

「早く試合を見たい。どっちが勝つのか、まったく分からないけど、準決勝はそうであるべきだよね。決勝トーナメントに進んだチームは、間違いなくどのチームも強いし、そこにくるだけの実力があるから、どのチームが勝つのか予想するのは不可能だね」

「カギになる選手はイニエスタだと思う。結果がどうなるにしろ、僕たちにとっては最高な大会だったよ。それに、1年の中で最も魅力あるステージレース、ツール・ド・フランスも始まっている」

「できるだけ見るつもりだし、友人でもあるアルベルト・コンタドールを応援するよ。彼が総合優勝の大本命だと思う。彼と親しいから言っているんじゃなくて、彼が“グランド・ブークル”でハットトリックを達成するためのものが、すべてそろっていると思うんだ」

「スペインのスポーツ界にとっては、最高なときだよ。6月には、パウ・ガソルがNBAで2度目のタイトルを獲得して、日曜(4日)にはラファエル・ナダルが2度目のウィンブルドン制覇を達成した。彼はすでに、ローラン・ギャロス(全仏オープン)でも勝っているよね。それに、MotoGPではホルへ・ロレンソがタイトルを取りそうだよ」

「この20年でアスリートの素晴らしい世代が育ち、大きく変化してきたのは偶然じゃないよ。80年代の終わりから10年間の間に、スポーツ施設の数が爆発的に増えた。どんなに小さな町でも、見渡せばサッカーやテニス、バスケットのコートがあって、それが一般に開放されているんだ。それに、スポーツに対するアプローチも根本的に変わった」

「今僕たちが目にしているのは、投資の結果であって、こういった成功を長続きさせるため、十分に力強い基礎は築けていると思う」

「僕の仕事であり、僕が情熱を注ぐものでもあるF1に話を戻すよ。今僕はマラネロにいて、スペインGPを前にしてチームと過ごしているんだ。シーズンの中でも重要な時期だし、これからの4週間で3レースを戦うことになる」

「技術面でも、体力面でも準備はできているよ。バレンシア(ヨーロッパGP)で僕たちは、大幅な改良を行ったけど、シルバーストンやその先のレースでも、さらなる改良を予定している」

「集中的な開発プログラムになっているし、その成果を見ることができると思う。これから、常に100%を出さないといけないレースが続くから、体力面でもとても慎重に準備を進めてきた」

「シルバーストンでは、最終セクションが変更された新しいサーキットを確認することになる。エンジニアと一緒にこの数日は、新しいレイアウトの特性を研究していたんだ。手に入った情報を分析して、数週間前に行われていたバイクのレース映像も見た」

「木曜(8日)の朝には、エンジニアと一緒にコースをチェックして、細かいことまで確認する。特にレーシングラインにバンプがないか確かめるよ」

「これまでと似たようなコースになっているようだね。とても高速なコーナーが多いけど、僕たちのクルマにはあまり向いていない。でも、バレンシアではF10が高速コーナーで速さを見せていたのも事実だから、僕たちがどの位置にいるのか、もう少し待ってから確認したほうがよさそうだね。僕は楽観的になっているよ」

「それに、シルバーストンでは雨の可能性も忘れられない。週末の間に一度も雨が降らなかったら驚くだろうし、どんな状況になっても、僕たちは準備ができているよ」

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