レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナーは、今週末にイギリスGPが開催されるシルバーストンでドライバーのセバスチャン・ベッテルと、将来についてじっくり話し合いたいと思っているようだ。
ベッテルはすでに、レッドブルと2011年までの契約を結んでいるものの、レッドブル側はベッテルとの長期契約を望んでいるとされる。
『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』によると、レッドブル側は2015年までの契約を希望しているようだ。
しかし、具体的にいつまでの契約をベッテルと結びたいのか質問されると、ホーナーは次のようにジョークで答えた。
「2028年までだよ」
「そのとき彼は41歳だ。ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)と同じだよ」
ベッテルはマネジャーをつけず、自分で契約交渉を行っており、父であるノルベルトが交渉を手伝っているのみだ。
「メルセデスGPがセバスチャンを獲得していた可能性があることは知っている。フェラーリもそうだし、マクラーレンの可能性もあっただろう。だからこそわれわれは、彼と長期契約を結びたいと思っている」とホーナーは語る。
報道によると、2015年までの新契約には2018年までのオプションもついており、これは1年ごとに報酬が10%ずつ増えるものになっているという。これによりベッテルの報酬は、1年あたり1,200万ユーロ(約13億2,000万円)になるとのことだ。
「セバスチャンが未来だ。彼はこの先何年も走り続け、勝ち続けるだろう」とホーナーが語る一方、ベッテルは次のようにコメントしている。
「僕にはすでに、レッドブルとの契約がある。この先のことは、どうなるのか待ってみようよ」
「僕にとっては、お金のことじゃない。自分が快適に感じられるチームで、競争力の高いクルマに乗ることが大切なんだ」