ゲルハルト・ベルガー、ピレリへの批判に反論

2010年06月18日(金)
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ピレリがF1の新タイヤサプライヤーになることには不安があるとの意見を、ゲルハルト・ベルガーが一蹴した。

まだ正式には発表されていないものの、来季からのタイヤサプライヤーはピレリになるとみられており、来週の世界モータースポーツ評議会で正式に承認される可能性もあるとされる。

来季F1へのタイヤ供給契約をめぐっては、ミシュランも有力候補になっていた。ミシュランは現在F1へタイヤを供給しているブリヂストンと、2001年から2006年にかけてし烈なタイヤ戦争を繰り広げ、43勝を記録、2005年には圧倒的な強さを誇っていた。

だが、ピレリが最後にF1へ参戦したのは1991年のことであり、2011年へ向けた開発期間も非常に短くなっていることから、ピレリの提案が多くの支持を得たことに驚きを見せる関係者も少なくなかった。

また、過去にピレリは、スーパーバイク世界選手権や、世界ラリー選手権(WRC)などで批判を受けたこともある。

「これ(ピレリへの批判)は完全にナンセンスだ」

「ピレリは世界最速のスポーツカーに装着されている。F1にも、過去にピレリと成功を収めた人がいるはずだ」ベネトンに所属していた1986年、ピレリタイヤを装着してメキシコGPに優勝したベルガーはこう語った。

ピレリが最後にF1で優勝したのは1991年のカナダGP。ベネトンのネルソン・ピケによる勝利だった。

現在GP3にタイヤを供給しているピレリだが、来季はGP2にもタイヤを供給するとみられる。また、先日のカナダGPの会場にはピレリのモータースポーツ責任者ポール・ヘンベリーが姿を見せていたものの、何もコメントは残していなかった。

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