マーク・ウェバー、意図的にライバルを巻き込んでクラッシュ? F1韓国GP

2010年10月27日(水)
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元F1ドライバーであるゲルハルト・ベルガーは、韓国GP決勝でクラッシュしたマーク・ウェバー(レッドブル)が、チャンピオン争いを繰り広げているライバルを巻き込もうとしたと非難している。

ウェバーは、選手権トップ、2位には14ポイント差という状態で韓国GPを迎え、決勝は2番手からスタートしていた。しかし、ぬれた縁石でスピンし、ウォールに激突。その後、ウォールで跳ね返ったウェバーのクルマはコースを横切り、ニコ・ロズベルグが乗るメルセデスGPと衝突した。

「なぜウェバーがブレーキを踏まなかったのか理解できない。あんな形でコースを横切るなんて、頭がおかしいよ」と巻き添えになったロズベルグは怒りのコメントを残している。

このクラッシュに対し、ベルガーは25日(月)、『Servus TV(セアヴスTV)』へ次のような見解を語った。

「彼は、ブレーキを踏んで、ウォールでクルマを止めることもできた」

「彼はロズベルグを巻き添えにしたが、狙っていたのはロズベルグじゃない。心の中では、アロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)かハミルトン(ルイス・ハミルトン/マクラーレン)であることを希望していたんだろう」

また、ウェバーが意図的にウォールでクルマを止めなかったと思うか質問されると、ベルガーはこう答えた。

「そう思う。非常に明確だと思うよ」

「彼はコントロールを失い、その時点で終わりだと分かっていた。その瞬間にはフラストレーションがたまり、いろいろなことが頭の中を駆けめぐる」

「非常に明らかなことだ、彼のホイールはロックしていなかっただろう? 彼がブレーキにトラブルを抱えていた可能性もあるが、私はそう思わない」

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