フォース・インディアの新テクニカルディレクターがロータスへ移籍することが先日に発表されていたが、実際にチームを移るのは来シーズンの序盤になるようだ。
フォース・インディアの前テクニカルディレクターであるジェームス・キーがザウバーへ移籍したことを受け、マーク・スミスが2月にテクニカルディレクターへ昇任していた。
しかしロータスは先週、「フォース・インディアとの間で定められた期間が終了した時点で」スミスが2人の同僚とともにロータスに加わることを発表した。
だが、フォース・インディアのチーム代表であるビジェイ・マリヤが8日(火)に語ったところでは、フォース・インディアの技術陣は「今でも何も変わっていない」ようだ。
「マークは2011年の4月までわれわれのもとにとどまる。ときが来れば、さらに高いレベルのパフォーマンスへ押し上げる体制を発表する」
「チームとしての現状にも、われわれが向かっている方向にも、私はとても満足している」とマリヤは語った。
またマリヤは、フォース・インディアがロータスやロータスの技術責任者であるマイク・ガスコイン、そしてイタリアの風洞施設エアロラブを相手に訴訟を起こしたことが、チームに影響を与えることはないとして次のように加えた。
「体制やコース外でのことは、私が心配することだ。なのでチームは、コースで最高な働きを続けることができる」
さらにマリヤは、これまで苦戦が続いているビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)が、今週末のカナダGPではシャシーを交換することも明かした。
「なぜトニオ(リウッツィ)がグリップを失ったのか調べているが、彼は初めの4戦で使用したシャシーを再び使用することになる」