フォース・インディアの新テクニカルディレクターが、ロータスへ移籍したことが2日(水)に発表された。
ロータスは声明を発表し、マーク・スミスが「フォース・インディアの定めた期間の終了時に」テクニカルディレクターに就任することを明かした。
このニュースは、フォース・インディアにとって屈辱的なものになった。フォース・インディアは前テクニカルディレクターのジェームス・キーがザウバーへ移籍したため、2月にスミスをテクニカルディレクターに昇格させたばかりであったのだ。
またフォース・インディアは、ロータスとロータスのチーフテクニカルオフィサーであるマイク・ガスコインが、イタリアの風洞に残されていたフォース・インディアの風洞モデルをもとに2010年型車T127を設計したとして訴訟を起こしており、現在法廷での闘争に発展している。
スミスはかつて、ルノーやレッドブルでも働いてきた経験がある。
また、スミスともにルイス・バトラーがチーフデザイナーとして、マリアンヌ・ヒンソンが空力責任者としてフォース・インディアからロータスへ移籍することも発表された。
ロータスの技術部門を率いているガスコインは、かつてジョーダンやルノー、そしてフォース・インディアでスミスと働いていたことがある。
「ルイスと私はフォース・インディアで一緒だったし、ルイスはマーク・スミスとレッドブルで働いていたことがある。それにマリアンヌとは、私が1999年にジョーダンで初めて彼女へF1の仕事を与えたときからの知り合いだ。それなので、みんなお互いのことをよく知っている」とガスコインはコメントした。