ロータスは1日(火)、F1で巻き起こっている新スパイ・スキャンダルへの関与を否定した。
昨年の11月、ロータスが公開した2010年型車の風洞モデルが、フォース・インディアの2009年型車に酷似していることに対し、フォース・インディアが懸念を抱いていることが明らかになっていた。
フォース・インディアは以前、エアロラブの施設を使用していたが、エアロラブにはフォース・インディアの風洞モデルが残されていたようだ。
かつてフォース・インディアに所属していたマイク・ガスコインは現在、ロータスのチーフテクニカルオフィサーを務めており、ロータスもエアロラブの施設を利用していた。
エアロラブを舞台にしたスパイ疑惑が報じられた際、エアロラブはこの報道に反論し、「深刻かつ持続的な契約違反により」フォース・インディアを法廷で追及していることを明らかにした。
ガスコインも、「風洞のオペレーターと、他チームの問題だ」とのコメントを残していた。
しかし今週、フォース・インディアがエアロラブを相手に訴訟を起こし、ロータスも共同被告になっていることが明らかになった。
これに対しロータスのスポークスマンは1日、次のようにコメントした。
「これらの手続きは、ロータス・レーシングが不正を行ったと断言するものではない」
「エアロラブは、いかなる不正行為も強く否定しており、この件に関する完全な補償をロータス・レーシングへ提供する」