レッドブルは次戦カナダGPでは、Fダクトのテストを行わない可能性もある。
Fダクトは、マクラーレンが真っ先に導入したシステムであり、ストレートでのトップスピードを向上させるものだ。多くのチームがすでにテストを開始していたが、レッドブルもトルコGPでようやくテストを開始した。
しかし、ドライバーのセバスチャン・ベッテルは、システムが完ぺきには機能していなかったとして、こう話していた。
「きちんと効果を得るために取り組む必要がある」
カナダGPが行われるジル・ビルヌーブ・サーキットは、長いストレートが特徴のサーキットであり、Fダクトによるスピード向上の効果が大きい。そのカナダでもレッドブルは、金曜フリー走行でFダクトのテストを行う予定になっていた。
しかし、レッドブルのモータースポーツアドバイザーであるヘルムート・マルコは1日(火)、テレビ番組『Sport und Talk aus dem Hangar 7(シュポルト・ウント・タルク・アオス・デム・ハンガー7)』でFダクトを使わない可能性もあると示唆した。
「完ぺきには機能しなかった」トルコGPでのテストについてマルコはこう振り返り、さらに続けた。
「そのため、さらに開発を進めている。バレンシアに再び持ち込む予定だ」