エクレストン、ピレリ決定の見送りに不満

2010年06月03日(木)
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バーニー・エクレストンは、F1チームが2011年のタイヤサプライヤーを決定せずにトルコGPを終えたことに不満を持っている。

イスタンブール・パークでのトルコGPが行われているとき、ピレリが来季のタイヤ供給元として選出されるという推測が流れた。

しかし、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によると、FOTA(フォーミュラ1・チームズ・アソシエーションズ)で力を持つマクラーレン、フェラーリ、ルノーが、5月31日(日)にミシュランにプレゼンテーションをさせようと責任者のニック・ショロック招待したという。

ショロックはインタビューで、ミシュランの提案が実質的には変わっていなかったことを『Auto Hebdo(オート・エブド)』に明かした。

「すべてのチームに、われわれの提案の詳細を説明し、すべてを理解してもらいたかった」とショロックは語った。

「会議の目的は、単に多くの詳細を説明することだった」とショロックは付け加えた。

ウイリアムズのアダム・パー(CEO)は90分の会議後、「思っていたよりも少し長く話し合っていた。しかし、数日のうちに決まらなければならない」と語った。

F1最高権威のエクレストンは、タイヤサプライヤーの決定が長引いていることに不満を抱いている。

「なぜ、話し合いを続けているのか、すべて議論された」と語ったエクレストンは、さらにこう続けた。「われわれは今、契約にサインをしなければいけない」

ピレリがタイヤサプライヤーの最有力候補だと考えられている。しかし、複数のタイヤサプライヤーがF1に参入することを提案しているミシュランの主張が許された場合、レギュレーションの変更があるとみられている。

「これは、ミシュランにとって、哲学的な問題だ」とFOTA会長のマーティン・ウィットマーシュ(マクラーレン/チーム代表)が語った。

「彼らは5年間単独での供給に満足している。しかし、名目上は、そこのために(F1のために)競争相手を持つことが必要だ」と付け加えた。

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