ローマGP、依然として残る開催へ向けた壁

2010年05月25日(火)
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ローマでF1を開催するという計画に暗雲が立ち込めてきたようだ。

F1最高権威バーニー・エクレストンは10日前、ローマでのレース開催計画は「前進している」と語り、『Telegraph(テレグラフ)』紙へ「いいレースになるだろう」と話し、2013年の初開催を目指しているとコメントしていた。

しかしエクレストンは、「少し政治的な部分もある」とも加えていた。

イタリアには、モンツァでの歴史的なレースがあるために政治的な問題が出てきている。モンツァを支持しているものは、最終的にローマがモンツァの地位を奪うのではないかと懸念しているためだ。

「モンツァがなければF1ではない」

「このイベントは過去であり、現在、そして未来でもある。ローマへ移転することはない」とフェラーリのルカ・ディ・モンテゼモーロ会長は『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙へ語った。

また『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』紙は、次のように語る統括団体FIA(国際自動車連盟)のジャン・トッド会長のコメントも掲載した。

「イタリアでの2レース開催を考えられるか? 私の答えはノーだ」

「将来的には、イタリアGPとヨーロッパGPが行われるかもしれないが、これはプロモーターからの申請やプログラムによって決まるものだ」

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