イタリアGP決勝トップ3FIA記者会見

2010年09月13日(月)
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1位 フェルナンド・アロンソ(フェラーリ) 1時間16分24秒572
2位 ジェンソン・バトン(マクラーレン) 1時間16分27秒510
3位 フェリペ・マッサ (フェラーリ) 1時間16分28秒795

Q:フェルナンド、昨日はポールポジションについて特別だと言いました。今日は、フェラーリのおひざ元で優勝しましたね。
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):そうだね。今日の優勝を比較するとすれば、2006年に僕の母国でのグランプリ、バルセロナでの優勝したことだけだと思う。あのときも特別な瞬間だったけれど、今日の優勝もほんとうに特別なものになったんだ。最高な気分だよ。とてもタフなレースだった。今日のライバルはジェンソン(ジェンソン・バトン/マクラーレン)で、彼は素晴らしい走りをしていた。僕たちフェラーリは、1-2フィニッシュを狙っていたんだ。スタート直後、ジェンソンは、素晴らしいスタートを決めたし、いいペースで走っていたから、本当に難しかった。でも、チームがピットストップで、とてもいい仕事をしてくれたおかげで、ここに座ることができた。僕たちは、ガレージでオーバーテイクをしたよ。

Q:ジェンソンがピットレーンへ向かうとき、何を思っていましたか。クリスマスが来たと思いましたか。
アロンソ:いいえ。そのときは、(ピットに)入るタイミングを考えていたんだ。可能性は2つあったね。1周遅く入るかどうか。最適な選択とタイミングを考えなければいけなかった。ジェンソンが入って行くのを見たとき、その周は僕たちも考えていた選択のひとつだった。でも、あと1周プッシュして、メカニックたちに任せるだけだった。ラップについては問題なかったと思うし、特にスペシャルでもない。しかし、ピットストップ作業が、すごかったね。

Q:ジェンソン、フェルナンドからずっとプレッシャーをかけられていました。ピットストップは、最初に行いましたが、何かあったのでしょうか。
ジェンソン・バトン(以下、バトン):スタートは良かったんだ。フェルナンドがスタートで少し寄ってきたけれど、ターン1で内側に入るだけのスペースはあった。1周目はちょっとタフな周になったね。彼は、僕たちに比べてストレートでのスピードが速かったからね。僕は、高ダウンフォース・セッティングで走っているから、本当に油断できなかった。レースのほとんどをミラーを見て走ったよ。ミラーを見ながら、フェルナンドがあまり近づいていないことも確認した。ここは自分のすぐ後ろにマシンがいるのか、いないのか確認するのがとても難しい場所なんだ。フェルナンドとの距離は、テレビ画面(サーキットに設置してある巨大スクリーン)を見て、チェックしていた。ものすごい、プレッシャーだったよ。今日の僕たちは、彼らほどペースが良かったとは思わないけれど、すべてがうまくいったと思っている。マシンには、満足しているけれど、フェルナンドよりも1周速くピットに入った。プライムタイヤを履いて、ピットから出ると、グリップがほとんど感じられなかった。ものすごくマシンが振動して、タイヤが最初から機能しなかった。僕が戻ったポジションや、フェルナンドがピットストップを終えて、僕の前に出たことについてはがっかりしているよ。だけど、いい週末を過ごせたし、2位で終えられたのはいい結果だよ。もちろん、優勝をしたかったけれど、ポイントが取れたので十分だ。ここにいる3人は、チャンピオンシップに望みをつなげたと思うよ。いいかたちでポイントを獲得して、ヨーロッパを離れるのはうれしいことだね。

Q:スタートについて、もう少し教えてください。1コーナーで、フェラーリの2台とどれくらい接近していたのでしょうか。
バトン:フェリペ(フェリペ・マッサ/フェラーリ)は、見えなかった。とてもいいスタートができたし、フェルナンドしか見えなかった。彼が1コーナーでのブレーキングをかなり遅らせていたのは驚いたね。でも、僕は彼を抑えることができた。2コーナーもいいかたちで抜けられた。2つ目のシケインは、僕が不安に思っていたところなんだ。そこの出口で失敗したら、フェルナンドがすぐ後ろについて、ターン4で抜かれていたかもしれない。そうはならなかった。すべていい良かったけれど、僕のレースの大半はフェルナンドが後ろにぴったりとついてきた。精神的にかなりタフなレースだった。でも、2位に入れたことは、満足しているよ。今は、残りのレースを楽しみにしているんだ。

Q:フェリペ、あなたのスタートについて教えてください。最初の数コーナーでは、フェルナンドとかなり激しいバトルを展開していました。そして、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)との接触がありましたね。
フェリペ・マッサ(以下、マッサ):スタートはとても良かったよ。ジェンソンと同じようなものではなかったね、彼のスタートが一番良かったと思うよ。それから、彼ら(バトンとアロンソ)のターン1でのブレーキングがかなり遅いのを見て、僕はとにかく自分のタイヤを見て、同じ方向へ行くようにがんばっていた。フェルナンドが少しワイドにふくらんできたので、アウト側に行こうと思ったんだ。2コーナーの出口では、フェルナンドのトラクションが良かったので、前に出られてしまった。ターン4に向けて走行順位は決まったと思うよ。僕は完全に左側にいたし、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)がコーナーに入るのと同じように僕も走行していた。でも、リアに何か感触があったんだ。それが、ルイスだった。彼はフェルナンドのすぐ後ろに傷んだ。僕は少し齟齬側だったから、接触したんだと思うよ。正直なところ、何が起きたのか分からないけれど、とにかく後ろで何か感じたんだ。

Q:ピットストップは、ジェンソンとフェリペよりも遅らせました。彼らの前に出られると考えていましたか。
マッサ:長めに走るというのは、いいアイデアだった。でも、ハードタイヤ(プライムタイヤ)は、アウトラップの1周後は、ソフトタイヤ(オプションタイヤ)よりも競争力を発揮すると考えていた。ピットストップ後、ジェンソンと同じようにアウトラップでかなり苦しんだ。でも、タイヤが機能してからは、ソフトよりも速かった。しかしながら、いいレースだったよ。特に、メインストレートにみんながかけつけてくれた光景を見ることができたからね。アスファルトが見えなかったよ。すべての場所で、人がうめつくしていたね。ほんとうに最高だよ。モンツァの表彰台にあがるというのは、とてもいい気分だよ。僕たちにとって、最高の気分だね。

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