2010年イタリアGP木曜日FIAの記者会見

2010年09月10日(金)
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出席ドライバー:フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)、ルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)、ジェンソン・バトン(マクラーレン)、ビタントニオ・リウッツィ(フォース・インディア)、ヤルノ・トゥルーリ(ロータス)

Q:ヤルノ、母国グランプリですね。あなたにとって、母国グランプリはどれ程の意味を持ちますか。チームも変わりましたよね。
ヤルノ・トゥルーリ(以下、トゥルーリ):そうだね、お天気のいいモンツァに戻って来ることは、いつだって素晴らしいよ。モンツァはひどい雨の時だってあるけれど、そんな時は誰も楽しめないよね。ここは特別な雰囲気があるから、好きなんだ。まさにホームグランプリだよ。ティフォシに囲まれてる。みんな、フェラーリを応援するけど、イタリア人ドライバーだって、大歓迎を受けるんだ。それから、モンツァにいることは今年は特別だね。モータースポーツの聖地に、ロータスのような伝統的なチームと戻って来たことは特別に感じるよ。シーズン中のように、きっと多くのロータスファンを見かけるだろうし、昔を思い出すファンの反応を見るのは面白いだろうね。ステキなことだよ。

Q:トランスミッションの問題は、もう解決したと思いますか?
トゥルーリ:ここ数戦で、僕たちは前進していると思っている。いろんなことが改善されているけれど、問題は常にあるものさ。僕たちはあきらめないよ。まだレースは残っている。僕たちはコンストラクターズで10位にいるから、がんばらないといけないし、10位でシーズンを終えることが目標なんだ。逃したくはないね。だから、残りのシーズンは最大限に集中しなきゃ。同じようなダウンフォースレベルのカナダで見せたパフォーマンスを考えると、このモンツァも僕たちにとってはいいサーキットになるはずだ。楽観的でいるよ。

Q:異なった空力のセットアップでみんな挑むでしょうから、新チームに注目することは面白くなりそうですね。あなたが注目する点もそこでしょうか。
トゥルーリ:そうだね。すでにカナダで、低いダウンフォースでのレースを経験した。僕たちのクルマのパフォーマンスの面で、かなりいいものだって証明している。だから、楽観的になれるんだよ。チームにとって最初のシーズンだけど、まだポイントを取れていないから、レース全部がパフォーマンスの面で違っているかもしれない。僕たちは学習している過程にあるから、予測することは難しいよ。でも、カナダ以前のパフォーマンスに基づいて考えると、もっとカナダに近づいていると思うよ。

Q:ルーベンス、ベルギーで300戦を迎えましたね。レース自体は素晴らしいものではありませんでした。調整や300戦を達成したことについて、お聞かせ下さい。
ルーベンス・バリチェロ(以下、バリチェロ):素晴らしいイベントだったね。木曜日にはドライバーや友人に会って楽しんだ。どうやって到達すればいいか分からないような若いドライバーでさえ、僕にどうしてそんなにモチベーションや情熱があるのか聞いてくるんだよ。F1の世界が自分たちを変えられるかもしれないっていうようなことを言ってるのが、かなり面白かったよ。チームや国からのプレッシャーがあったり、海外を行き来するだけの時もある。たまには、なぜ自分がF1を続けているか理由も分からないことだってある。愛してるからやるんだよね。僕はもう長いことやってるんだ。木曜日は本当に最高だったよ。きちんと準備されててね。

(ベルギーGPについて)高速のブランシモンから出て来た時に、路面がぬれているように感じなかったのは本当に残念だ。実際はフラットなコーナーで、ブレーキを踏んだ時はそれ程ぬれているとは思わなかったんだよ。本当の問題はロズベルグ(ニコ・ロズベルグ/メルセデスGP)にぶつかったことだ。フェルナンド(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)のようにみんな外側でブレーキを踏んでいたのに、僕は内側にいた。フェルナンドは前のクルマを避ける時間があって、フェルナンドとスーティル(エイドリアン・スーティル/フォース・インディア)は外側に大きく外れたけど、コースに戻って来れたんだ。他のドライバーは(シケインを通らずに)少しまっすぐに行ってたよね。だけど、僕は内側にいて、ロズベルグが曲がって来るところに行き当たってしまった。一体、どうして彼のクルマがダメージを受けなくて、僕のクルマがあんな風に・・・。ホイールが宙に舞ってたよね。本当にツキがなかったよ。もし、もう一度あの場面に戻れるなら、レースでは違うことをやっていただろうね。コンディションも僕好みだったし、トップ8で終われるチャンスもあったと思うよ。

Q:今週末のレースに向けてはどうですか? 過去には3度優勝していますし、過去9戦完走しています。モンツァは好きなサーキットだと思っているのですが。
バリチェロ:大好きな場所だよ。昨年は僕が優勝して、(ブラウンGPでチームメートだった)ジェンソン(ジェンソン・バトン/マクラーレン)が2位だったことも素晴らしいし、フェラーリ時代に優勝したこともスゴいことだよね。ティフォシがサーキットをうめ尽くして、赤く染まるんだ。でも、昨年は表彰台の僕を見に来たファンもいると思っている。それもスゴくステキなことさ。モンツァは得意にしているサーキットでもあるし、ドライブしていて楽しいサーキットでもあるね。コーナーのコンビネーションとか、セットアップもかなり違う。いい週末になるといいな。ストレートラインの状況なんかのせいで、ここはみんなにとって新しいパッケージを積んで来るところなんだ。だから、いい週末になるってポジティブでいられるんだ。

Q:残りのシーズンについてはどうでしょう? ウィリアムズは何ができるでしょうか。
バリチェロ:シンガポールに新しいパッケージを持ち込んで行くんだ。シンガポールはウィリアムズがかなりうまくいってるサーキットみたいだね。とてもポジティブだよ。僕たちはスゴく一生懸命に取り組んでいるし、シーズン終了までにはまたワンステップ前進できるかもしれない。イスタンブールから予選Q3をたびたび突破しているから、もうワンステップ前進することは達成可能だと思うよ。

Q:モンツァではあなたとフェラーリはどう展開すると思いますか。
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):ここでは競争力を見せられると思う。スパは思うようにいかなかった。スパでのパフォーマンスは望んでいたほど良くなかったからね。だから、僕たちは修正を加えてきたし、スパで起きたことを分析して、トラブルのいくつかは理解できたと思っている。モンツァに合うもっといいパッケージを持ち込んだよ。

Q:最後になりますが、昨日の世界モータースポーツ評議会の決定にはどう思われますか。
アロンソ:そうだね、僕たちはすでにモンツァに向けて集中してると思っている。FIA(国際自動車連盟)の決断は理解しているし、ただそれを尊重するしかない。もう過去のことだよ。モンツァに集中しなきゃね。

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