2010年イタリアGP予選トップ3FIA記者会見

2010年09月12日(日)
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1位:フェルナンド・アロンソ(フェラーリ):1分 21秒962
2位:ジェンソン・バトン(マクラーレン):1分 22秒084
3位:フェリペ・マッサ(フェラーリ):1分 22秒293

Q:フェルナンド、フェラーリドライバーとして迎える初めてのイタリアGPで、ポールポジションを獲りました。今の心境を教えてください。
フェルナンド・アロンソ(以下、アロンソ):そうだね、うれしいサプライズだったよ。パルク・フェルメにクルマを停めた時に僕たちが1位にいる、と無線で言われたけれど、まだタイムを計測しているクルマもあったしジェンソン(ジェンソン・バトン/マクラーレン)は第2セクターを全体のベストタイムで走っていたから、今年何回かあったように結局誰かが最後のタイム計測で僕たちよりも前に出て、100分の数秒の差で僕たちは2位か3位になるんだと思ったんだ。終わってみれば、今日はそうじゃなかった。僕らは最後までポールポジションにいて、チェッカーフラッグが振られた。だからちょっとしたサプライズだったし、もちろんフェラーリにとってここイタリアでポールを取れたのはすごくいい気分だし、素晴らしい経験だよ。

Q:最初の走行で完ぺきな仕事をしましたね。けれど、ちょっと振り返らせてください。ブレーキングポイントと、その影響について教えてください。
アロンソ:ええと、僕らはQ3には新品のタイヤを2セット残していたんだ。僕たちはQ3を2回の走行に分けた。最初の走行でランキング表に最高のラップを残せて、その後の2回目の走行ではもう少しリスクを冒してみた。モンツァではときどきこういったことが起こるよね。いつもの通りに走ろうとしたときに、リスクを冒して走ろうとしたときよりもいい結果が出るんだ。ここのトリッキーなシケインと低ダウンフォースの高速コーナーでは、ちょっとやりすぎてしまうことがよくある。だから結局は落ち着いて臨んだからか、最初のラップが一番良かったんだ。
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Q:ジェンソン、この週末あなたはずっとフェラーリと競り合う走りを見せています。今日の午後は何がこの結果の違いを導いたのでしょうか。
ジェンソン・バトン(以下、バトン):そうだね、まずチームにお礼を言いたい。ダウンフォースと効率性の面で方向性が定まらないままこの地に来たけれど、僕たちの側では高ダウンフォースで、さらにいわゆるFダクトをつけていくという決断が正しかったんだ、チームに心からお礼を言いたいよ。素晴らしい決断だった。僕にとって予選はうまくいったよ。全セッションで上位にいたんだ。Q3ではあと一歩の部分をプッシュしたんだけれど、さっきフェルナンドが言ったように、すごく、すごくトリッキーなんだよ。ちょっとプッシュすると、遅くなってしまう場合がある。出口で芝に乗ってしまったり、縁石に強くヒットしてしまったりするから、ほんとうに、ほんとうにトリッキーだし、アスカリの出口で僕はちょっとオーバーステアになってコースから飛び出してしまったんだ。でも、2番手になれてすごくうれしいよ。僕にとって今季初のフロントローだからね、大きな前進だ。この週末、僕はクルマのパフォーマンスにも僕たちの方向性にも、とても満足しているからいいスタートを切って明日はコンペティティブなレースができることを望んでいるよ。

Q:今おっしゃったように、チームメートのルイス・ハミルトンとあなたは異なるリアウイングのセットアップで走りましたね。コクピットから見てどのような感触の違いがあったかを教えてください。
バトン:ダウンフォースが高くなるから、ブレーキを遅らせることができる。速いスピードでコーナーを回れる、強力にプッシュできる。低ダウンフォースで走るときとは違うよ。(高ダウンフォースのときは)コーナーでタイムを取り戻すけれど、低ダウンフォースではストレートに入ったときにタイムを取り戻していて、コーナーは崖っぷちだよ。けれど、高ダウンフォースのときはアグレッシブになれるし本当にクルマをプッシュできるんだ。予選ではそれがうまくいったと感じた。そうなると100パーセント確信を持っていたわけではないけれど、決勝でもいい走りができると思っているよ。
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Q:フェリペ、Q1ではトップタイムでした。今日はピークを持ってくるのが早すぎたのでしょうか。
フェリペ・マッサ(以下、マッサ):Q2でソフトタイヤを履いたとき、最初のタイム計測からすぐに全開で走れなかったんだ。3回タイム計測をして、最後のタイムが一番良かったから、僕はリスクを冒そうと言ったんだ。あと3周して、もしかしたらうまくいって最後にもっといいタイムが出るかもしれない、と言った。だけど、Q3では逆のことが起こったんだ。やってみたけれど、タイヤのグリップが思ったように機能してくれなかった。もう一度コースに出てそのタイヤで1回タイムを計ったけれど、ポールを争うようなタイムは出なかった。けれど、僕たちのクルマはいいと思うんだ。決勝に向けて、クルマに満足しているよ。昨日はすごくいい仕事ができて決勝に向けての方向性は見つけられたから、思っていたとおりにクルマを大きく向上させることができたと思う。僕らは明日とても強いと思うから、楽しみだね。

Q:レースはどのような展開になると思いますか。あなたにとって、鍵となるのはどのような点でしょうか。
マッサ:明日? レースはいつだってレースだよ。何が起こるかなんてわからない。スタートが重要なのはいつものことだね。ここの1コーナーを見ても、すごくタイトだから何が起こるか誰にもわからないし、レースペースで走ったときには戦略次第で順位が上がったり、落ちたりもする。レースはいつだってレースだよ。だから前に出られるように全力を尽くすよ。

Q:フェルナンド、今の時点であなたはチャンピオンシップで出遅れていますね。どれほどこのモンツァでの勝利を必要としていますか。
アロンソ:(チャンピオン)争いに残るために、明日は最悪でも表彰台に上らなければならない。レースに勝つことや次のレースで駆ることに対して大きなプレッシャーやストレスはないけれど、同時にこれ以上リタイアや悪い結果を出してはいけないこともわかっている。着実な走りをして最低でも表彰台には上らなければならない。それでレースに勝てれば最高だよ。だけど、安定して走ることが必要だし、それはこれまでのところ選手権でうまく一定している。だから今は、1位は狙っていないんだ。明日はいい結果を出せるチャンスがあるけど、ライバルたちがどんな結果になるかだね。

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