レッドブルのアドバイザーであるヘルムート・マルコは、セバスチャン・ベッテル(レッドブル)がすぐにフェラーリ移籍を検討することはないだろうと語った。
ベッテルは最近、近い将来にフェラーリへ移籍する意志があることを示唆していたものの、レッドブルとは2011年までの契約になっている。マルコもすぐにフェラーリへ移籍することが良い結果につながるのか定かではないと語っている。
「フェラーリは、どのドライバーにとっても非常に特別なものだ」
「だが、状況をきちんと見極めなければならない。われわれとこの上なくうまくいっているのに、なぜアロンソ(フェルナンド・アロンソ/フェラーリ)のところへ行く必要がある?」とマルコは『APA』通信に話した。
マルコによるとレッドブルは、ベッテルと残りのキャリアをレッドブルで過ごすような取り決めた合意などを結んでいるわけではないようだ。
「われわれは、そんなことをしたくなかった。彼には、われわれといることで快適に思ってもらい、われわれのもとで走りたいと思ってもらいたい」とマルコは加えている。
またマルコは、ベッテルとマーク・ウェバー(レッドブル)という現在の布陣を維持する話し合いが「進行中」だと認めたものの、レッドブルは交渉に有利な立場になっているとして、次のように語った。
「われわれにはもう、(ドライバーの)ドアをノックしに行く必要がない」