ウィリアムズのチーム代表フランク・ウィリアムズが、2006年にマーク・ウェバー(レッドブル)を手放したことを後悔している。
2005年、2006年と名門ウィリアムズで失意のシーズンを過ごしたウェバーは2007年にレッドブルへ移籍していたが、この2戦は連続ポール・トゥー・ウィンを達成し、1981年のアラン・ジョーンズ以来となるオーストラリア人の選手権リーダーになった。
「われわれがミスを犯したと言えるだろう」
「われわれのクルマは落胆するようなものだったが、彼もその問題の一因になっているとわれわれは考えていた。それなので彼は、(2007年に向けた)われわれの第一候補ではなかった」とウィリアムズは『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』へ語った。
ウィリアムズの共同オーナーであるパトリック・ヘッドも、自身やウィリアムズがウェバーに対して高額な報酬を支払って2007年も残留させることをためらったと認める。
「彼が高額な報酬に値しないと考えていたわけではない。だが、われわれは大きなスポンサーを失っており、商業面では非常に厳しい状態だった」
「フラビオ(ブリアトーレ/当時のウェバーのマネジャー)が要求した金額では、彼を残留させることを正当化させられるようなクルマを造ることはできなかった」とのヘッドのコメントを『The Guardian(ガーディアン)』紙が報じている。
またヘッドは、レッドブルへ移籍した後にウェバーが成長したと考えているようだ。
「彼は1周のアタックでは非常に速かったが、レースではしばしばミスをしてしまい、突然コースオフする傾向があるというのがわれわれの認識だった」
「レッドブルでの1年目でも彼は変わっていなかった。だが次の年には、レース中のミスがなくなったことにわれわれも気付いていたよ」