マクラーレンのジェンソン・バトンは、5位でスペインGPをフィニッシュした。
ジェンソン・バトン
「レースの序盤、ダッシュボードの表示が機能していなかったんだ。無線でチームが、ステアリングで何をすればいいのか伝えてきたけど、自分がきちんと操作できているのか分からなかった」
「エンジン回転数を表示するライトも見えなくて、ほとんどはうまくギアチェンジしていたけど、何度もリミッターに当たっていた。スリップストリームに入って、違う場所でギアを変えていたときは特にね」
「そして、1回目のピットストップでは遅れてしまった。クラッチに問題があったから、うまくホイールをはめられなくて、それにホイールスピンもした」
「コースへ戻る時、マイケル(ミハエル・シューマッハ/メルセデスGP)がどこにいるのか分からなかった。ターン1に向けて、彼がターンインしてきたんだけど、もし僕が下がらなければ、きっと僕たちはクラッシュしていたと思うよ」
「みんな知っているように、このコースではオーバーテイクがほぼ不可能だし、マイケルも僕に抜かれないように走っていた。今日の午後、僕のクルマのペースはとても良かったからフラストレーションがたまったけど、それでもオーバーテイクできないことに変わりはない」
「懸命に抜こうとしたことで、かなりタイヤをいためてしまった。フロントではフラットスポットを作ってしまったし、加速でリアをいためてしまったんだ」
「僕たちはかなり速かったから、5位は僕たちが望んでいたリザルトでも、僕たちにふさわしいリザルトでもない。今日はそのペースを生かせなかったから、ポジティブだったともネガティブだったとも言えると思う」