フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)は8日(土)、カタルーニャ・サーキットで手放し運転をしていたことを否定した。
フェラーリは改良版のFダクトをスペインGPで使用しているが、これはドライバーが左手の甲を使って操作するようになっている。しかし、Fダクトの操作と同時にドライバーは、ブレーキバランスなどを右手で調整することもある。
そのため、フェラーリのシステムが危険だとする意見が出ているが、これに対しフェラーリのアルド・コスタ(テクニカルディレクター)は、次のように危険性を否定していた。
「ご存じのように、ドライバーはクルマの中でいくつかのシステムを使うトレーニングを受けている。昨年にも彼らはKERS(運動エネルギー回生システム)を使っていたので、彼らは大きな問題なくFダクトも使うことができる」
また、アロンソも予選後、「常にステアリングに手を置いていた」とコメント。
アロンソが語るように、左手でFダクトを操作している間もアロンソは親指でステアリングに触れていることがオンボードの映像で確認できる。
「問題はないよ」とアロンソは『Motorsport-Magazin.com.』へ語っている。