フェラーリのフェルナンド・アロンソが、スペインGPを前にした心境を語った。
フェルナンド・アロンソ
「もうすぐ僕にとってフェラーリで戦う初めてのスペインGPだよ。バルセロナでのレースは、いつも僕にとって特別なものだった。今年のグランドスタンドは、フェラーリとスペイン国旗の赤、そして僕の故郷アストゥリアスのファンが掲げる青い旗で埋め尽くされるだろうね」
「コックピットからたくさんの旗が振られているのを見ると、モチベーションがとても大きくなる。みんなが待ち望んでいるような結果を残せたら最高だね」
「慌ただしくシーズンが始まったけど、中国から帰ってきてようやく少し長めの休みを取れた。この機会を利用して、トレーニングもしたし、F10の開発プログラムの状況を確認するため、チームとも連絡を取り合っていた」
「今年みたいな選手権では、レースごとにクルマを改善するため、全力で働く必要がある。プラスになるにしろマイナスになるにしろ、ちょっとしたことで差が生まれるからね」
「それに、マラネロで数日間を過ごして、エンジニアに会ったり、シミュレーターで作業したりもした。上海のフリー走行で僕が少し試した、ブロウン・リアウイングの管理システムの評価も行ったよ。このシステムについては、風洞でたくさん作業しているし、ジャンカルロ(フィジケラ)がバイラノで土曜日(1日)にテストしていた」
「いい感触を得ているけど、フェリペ(マッサ)と僕で金曜(7日)にある2回のフリー走行できちんとテストしてから、予選とレースで使うのか決めないといけない」
「今日はマドリッドにいて、RACC(カタルーニャ自動車クラブ)とeSafty、そしてFIA基金が推進する、市販車の電子ドライバー補助機器のイベントに参加した」
「カルロス・サインツやジャン・トッドFIA(国際自動車連盟)会長、カタルーニャの自動車クラブ会長のセバスチャン・サルバド、スペインのモータースポーツ連盟会長のカルロス・グラシアも来ていた」
「交通安全のために何かをできるのは素晴らしいことだよ。ESC(電子スタビリティー・コントロール)や予測ブレーキといった技術を理解することはとても重要だし、こういったことで何千もの命を守ることに貢献できる」