フェラーリが統括団体FIA(国際自動車連盟)に対し、信頼性の問題からエンジンの設計変更を求める可能性が出てきた。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は22日(木)、フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)が見舞われた2回のトラブルを含め、フェラーリエンジンに続いていた問題をフェラーリが突き止めたと報じている。
報道によると、フェラーリエンジンのトラブルはニューマチック・バルブに原因があるという。もしこれを解決できず、アロンソがシーズン終盤に9基目のエンジンを投入した場合、グリッド降格のペナルティーを受けることになる。
レース中、フェラーリのエンジンからはニューマチック・バルブの圧搾空気が大量に抜けてしまっているが、新レギュレーションでピットストップ時間が短くなったため、1回のピットストップでは補充する時間が足りないという。
『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌は、フェラーリがFIAに対して全般的な信頼性の問題があることを証明できれば、エンジン開発凍結の例外が認められる可能性もあると報じた。
しかし、これまでアロンソやチームメートのフェリペ・マッサが使用したエンジンは、改良することが認められない可能性もある。