ペドロ・デ・ラ・ロサがザウバーのシートを失うとのうわさが根強く残っている。
ザウバーのチーム代表ペーター・ザウバーは先日、長年マクラーレンでテストドライバーを務めていたデ・ラ・ロサがレースに慣れるための時間を、少なく見積もっていた可能性があると認めた。
また先週には、パストール・マルドナードがスポンサーを伴ってザウバーへ加入し、デ・ラ・ロサのシートを奪う可能性があるとも報じられていた。
デ・ラ・ロサは、クルマの開発で中心的な役割を果たすことも期待されていたが、『Auto Hebdo(オート・エブド)』誌によると、ルカ・フィリッピもデ・ラ・ロサの後任候補になっているようだ。
フィリッピはGP2での経験が非常に豊富なドライバーで、過去にはミナルディ(現トロ・ロッソ)、ホンダF1(現メルセデスGP)、SUPER AGURIでF1のテストにも参加している。
『Auto Hebdo(オート・エブド)』は、来月後半に開催されるトルコGPから、フィリッピが小林可夢偉(ザウバー)のチームメートになる可能性もあると報じた。
「(実現すれば)夢のようなことだね。でも僕は、オートGP(旧ユーロシリーズ3000)に集中したいんだ」とフィリッピはコメントしている。
数年前にフィリッピのSUPER AGURI入りがうわさされたとき、フィリッピは1,000万ユーロ(約12億円)の支援を確保しているとされていた。