ハイドフェルドとグロック、DTMに参戦予定だった

2010年04月22日(木)
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ニック・ハイドフェルド(メルセデスGP/リザーブドライバー)とティモ・グロック(ヴァージン)が、今週末のDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)の開幕戦に出走する可能性があった。

メルセデスは、ポール・ディ・レスタ(フォース・インディア/リザーブドライバー)とゲイリー・パフェット(マクラーレン/リザーブドライバー)が、アイスランドの火山噴火の影響で、ヨーロッパへ戻るフライトが延期され、上海で足止めされたため、ホッケンハイムでのレースに間に合わないのではないかと心配していた。

中国GP後、最初にヨーロッパへ向けて飛び立ったハイドフェルドとグロックが、ディ・レスタとパフェットの代役候補に挙げられた。

DTMを支援している『Deutsche Post(ドルチェ・ポスト)』と緊密な関係にあるグロックは、いち早くヨーロッパへ帰るフライトを確保できたひとりだった。

「われわれは、彼ら(ディ・レスタとパフェット)がいつ戻ってくるか、分からなかった。ニックとティモが出走する可能性が確かにあった」とノルベルト・ハウグ(メルセデス・ベンツ・モータースポーツ副社長)が『motorsport-total.com』に語ったと伝えられている。

最終的には、「予想していたよりも早く」ふたりのDTMドライバー(ディ・レスタとパフェット)がドイツに到着したとハウグは付け加えている。

ハウグはさらに「しかし、月曜日(19日)の午後になっても、(フライトが)木曜日(22日)になるのか、金曜日(23日)または土曜日(24日)になるのか誰も分からなかった」と語っている。

グロックは今週末にDTMへ参戦することが、メルセデスの「緊急計画」の一部であったことを認めている。

「僕は長年ノルベルト・ハウグとメルセデスとの良い関係を持続しているし、彼らを助けるつもりだった」

「彼らが、僕のことを考えてくれていたことは、とても光栄だよ」とグロックは付け加えている。

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