今年は慎重なコメントを残し続けてきたニコ・ロズベルグ(メルセデスGP)だが、7度のワールドチャンピオンであるチームメートに大差をつけた喜びは隠しきれなかった。
ロズベルグが予選でフロントローからわずかコンマ1秒のタイムを記録した一方で、チームメートのミハエル・シューマッハはロズベルグにコンマ7秒もの大差をつけられた。
4戦連続でシューマッハに予選で勝ったこと、そしてその差が大きくなったことを喜んでいるか聞かれたロズベルグは、こう答えた。
「もちろんだよ」
「自分のパフォーマンスには満足しているし、もちろんミハエルの前になったこともうれしいよ。こんなに前のグリッドを獲得できるとは思っていなかったから、驚いてもいるんだ」
シューマッハは苦戦が続いているこの週末を「かなりトリッキー」になっていると表現し、中国では「特に予選で」クルマのバランスに苦しんだことを認めた。
また、ロズベルグとコンマ7秒もの差がついたことには、シューマッハ本人も失望しているようだ。
「こんなにも差が大きくなったことはなかった。もちろん、どこでコンマ7秒の差がついたのか分かっているけど、それでもやっぱり残念だよ」とシューマッハはコメントした。