ヨーロッパへの帰国便を心配するF1サーカス

2010年04月18日(日)
ヨーロッパへの帰国便を心配するF1サーカス thumbnail

いつものグランプリとは異なり、中国GP予選後のパドックでは、いつ、どうやって家に帰るか心配そうに考える関係者が多かった。

アイスランドでの火山噴火により、ヨーロッパの空は火山灰で覆われ、ヨーロッパのほぼ全域で空港が事実上閉鎖されている。

少なくとも数日間はこの状況が続く可能性もあると言われており、天気予報サービスのアキュウェザーは来週後半までほとんど変化はないだろうと予想している。

「今後も4、5日噴火が続くと思っておくべきだろう。噴火活動はまだ弱まっていない」とアイスランド気象庁のスポークスマンはコメント。

カンタス航空のスポークスマンも「今の段階では、少なくとも数日間は正常な状況に戻る可能性は低い」と話している。

今回噴火した火山は、1800年代にも噴火したとされており、当時は1ヶ月も噴火が続いたとのことだ。

カルン・チャンドック(ヒスパニア・レーシング)はTwitterで、この状況を「パドック全体が心配している」とつぶやいていた。

しかし、予選でトップ3になったお金に余裕のあるドライバーたちは、上海の5つ星ホテルでこの混乱を避けることもできるため、あまり心配している様子はなかった。

フェルナンド・アロンソ(フェラーリ)はマーク・ウェバー(レッドブル)に対し、「泳いで帰りなよ」とジョークを飛ばしていたほどだ。

各航空会社が19日(月)に上海を離陸する予定だったフライトをキャンセルし始めたというニュースがある中、『BBC』のリポーターであるサラ・ホルトは「F1が帰国便の心配の陰に隠れてきている」と語った。

この記事をシェアする
関連トピックス
関連記事
前後の記事

前後の記事
F1 2010 ニュース一覧