メルセデスGP、シューマッハの失速に困惑

2010年04月19日(月)
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ミハエル・シューマッハ(メルセデスGP)が中国GPで大不振だったことには、メルセデスGPのチーム代表ロス・ブラウンも困惑していたようだ。

開幕からの3戦でもチームメートのニコ・ロズベルグにやや後れを取っていたシューマッハだが、中国GPの予選ではコンマ7秒もの大差をつけられ、決勝でもシューマッハはロズベルグの約1分後にフィニッシュラインを通過していた。

シューマッハがここまで苦しんで理由について、メルセデスのモータースポーツ責任者ノルベルト・ハウグは、シャシーの異常を疑っており、次戦スペインGPではシューマッハが新シャシーを使うことになるとドイツのメディアへ明かした。

「(原因について)確認させてもらいたい。そうすればきちんと説明できるだろう」とハウグはコメントしている。

ベネトン(現ルノー)、そしてフェラーリで、F1史上最も成功したキャリアと形容されるシューマッハの走りを見てきたブラウンも、中国でのシューマッハの「ペースは問題だ」と認めていた。

ブラウンはさらに、『Auto Bild Motorsport(アウト・ビルド・モートアシュポルト)』へこう加えている。

「マイケル(シューマッハ)の問題は、理解するのが難しい」

「(シューマッハが苦しんでいたのは)難しいコーナーではないんだ。技術的にはシンプルなコーナーだったんだよ」

「これまで彼は、着実にニコとの差をつめていた。それなので中国でのことは、これまでの流れとは正反対のことだった」

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