F1界の最高権威バーニー・エクレストンは最近、今後も中国GPが継続されることを示唆していたが、開催契約延長の交渉は一筋縄ではいかないようだ。
中国は自動車メーカーやスポンサーにとって、非常に魅力のある大きな市場だが、観客数が少ないこともあり、中国GPがF1カレンダーから消えるといううわさが広がっていた。
しかし、中国GPのカレンダー落ちについて質問されたエクレストンは、上海で次のように答えている。
「契約は今も続いており、5年ごとに更新している。これからも続くよ」
その一方でエクレストンは、観客数が少ないとして現地のプロモーターを非難していたが、政府は「全面的に協力」してくれていると話していた。
先日には、中国がF1の掲載契約を延長するべきか「評価」が行われていると警告する政府関係者の発言も報じられている。
また、『Reuters(ロイター)』通信は、この7年間で中国GPは多額の損失を計上していたため、契約交渉は「非常に激しいもの」になる見通しだと報じた。
だが、プロモーターのレオン・サンは交渉の成功に自信を持っているようで、こう話している。
「解決すべき技術的な問題がいくつかあるので、まだ発表はされていないが、いい状態だ」
「現状ではいい状態になっている。今年の10月までに問題を解決しなければならないが、それよりも前に何とかできると自信を持っている」