F1の貨物、ヨーロッパへの帰還は未定

2010年04月19日(月)
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F1サーカスの大量の貨物が、中国で行き場を失っている。

中国GP終了後、サーキットのピットレーンでは、各チームがクルマや資材を輸送のために積み込むという、日曜の夕方に見られるいつもの光景が確認できた。

ジャンボジェット6機分にもなるこの貨物はその後、F1を運営するフォーミュラ・ワン・マネジメントによって現地の空港まで輸送されることになる。

しかし輸送担当のアラン・ウーラードによると、アイスランドの火山噴火による影響でヨーロッパ全土の空港が閉鎖されているため、すぐにこの貨物がヨーロッパへ戻ることはないという。

「空港の閉鎖が解除されるまで、われわれはここにとどまることになる。週末までには出発したいと思っている」とウーラードはコメント。

ウーラードはさらに、もし週末になっても中国から移動できない場合、次戦の舞台バルセロナへ直接移動する可能性もあると認めた。

各チームとも、スペインGPに向けて大規模な改良を予定しているが、遅延の状況によってはスペインGPでの改良にも影響が出る可能性があるようで、マクラーレンのチーム代表マーティン・ウィットマーシュはこう語った。

「スタッフの移動については、あまり心配していない。どうにか帰る方法を見つけられるだろうからね。ただ、どうにかしてクルマも戻さないといけない」

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