可夢偉の囲み会見「日本人として誇りに思う」

2010年04月08日(木)
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8日(木)、東京都内で、小林可夢偉の囲み会見が行われた。マレーシアGP後、数日前に急きょ決まった会見だったにも関わらず、多くの報道陣が可夢偉の声を聞くために、集まった。

Q:ザウバーのドライバーになって、初めての大きな記者会見だと思います。フル参戦が決まったときの気持ちを教えてください。
小林可夢偉(以下、可夢偉):一番大きいポイントは、(2009年シーズン)最後の2戦、トヨタとしてF1に参戦して、いい成績を残したことで、ザウバーのほうから、興味があるという連絡をもらいました。正直F1の世界というのは、実力があってもシートを勝ち取るというのは本当に難しい。そんな中、ペーター・ザウバー(チーム代表)が僕を信用してくれて、レースシートを獲得できたということは、日本人としてすごく誇りに思います。日本のモータースポーツ界のレベルが上がってきたんだなと実感しました。

Q:オフシーズンテストとすでに今季3戦が終わりました。ザウバーチームとは、どのようなチームですか?
可夢偉:そうですね、今年は体制に大きな変化がありました。今のところちょっと厳しい戦いが続いているのは正直なところなのですが、これからチームの体制が変わって、ここであきらめるのではなくて、チーム一丸となって、ザウバーチームが持っているポテンシャルを引き出せるように、ドライバーが協力し、さらにチームと協力して、優勝まではいかないかもしれませんが、中団のトップグループに食い込めるようなパフォーマンスをシーズン後半にやっていければ、今年一年全員で力合わせたなって言えるんじゃないかなと思います。来週の中国GPから、テクニカル・ディレクターにジェームス・キーが来られて、チームの体制が去年から比べると大きく変わるので、そういう意味ではチームが大きく変わる第一歩だなと思っています。

Q:チームメートのペドロ・デ・ラ・ロサとは、年齢差がいろいろ言われていますが、デ・ラ・ロサとはどうですか。
可夢偉:年齢というのは、ドライバーとして、そこまで関係はないと思います。逆にいれば、彼のほうがF1チームに帯同している時間が、僕より10倍なので、僕としてはいろいろと勉強して、今までにないようないろいろな苦労もありますが、そんな中でも充実したレースライフを送っていると思います。

Q:気が早いのですが、日本GPに向けての抱負を教えてください。
可夢偉:だいぶ気が早いですね。本当にレースが10月に行われるので、今のパフォーマンスではレースするのは、正直厳しいところがあります。あと5カ月くらいあります。新しいテクニカル・ディレクターが入り、これからチームが一番大きく変わる時期なので、いいチームづくり、チームスタッフがかなり減りましたが、チームの長所を活かして、10月には、中団の争いに加わるようになれば、誇りを持って、今まで頑張ったんじゃないかなって言えると思います。

F1 TopNews携帯サイトでは、可夢偉の囲み会見の全文を掲載中。4/8のニュースリストの「可夢偉、囲み会見 その1」、「可夢偉、囲み会見 その2」、「可夢偉、囲み会見 その3」または、トップページの「可夢偉コーナー」をご覧ください。

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