ルノー、ハミルトンはペナルティーを受けるべきだったと主張

2010年04月05日(月)
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ルノーのチーム代表エリック・ブーリエが、マレーシアGP中のドライビングにより、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)はペナルティーを受けるべきだったと語っている。

マレーシアGPの決勝中、最終コーナーでビタリー・ペトロフ(ルノー)を抜いたハミルトンだったが、ペトロフに抜き返されるのを防ぐため、メインストレートで複数回のウィービング(クルマを左右に振ること)を繰り返していた。

ルール上は、オーバーテイクされるのを防ぐため、1回進路を変更することが認められており、その後ブレーキングゾーンに向けてもう1回だけ進路を変更することができる。

ハミルトンは結局、ペトロフに抜かれるのを防げたものの、レースディレクターがこの件をスチュワードへ報告していた。しかしハミルトンは、黒白旗を提示され、警告を受けたのみだった。

ルノーはレース後のリリースの中で、このウィービングの件にはふれていないが、次のように語るブーリエのコメントをスペインの『AS』紙が掲載している。

「われわれの意見を(統括団体FIA/国際自動車連盟)に伝えてある。警告では不十分だった」

スペイン出身でフェラーリのテストドライバーであるマルク・ジェネは、ハミルトンのドライビングは「間違いだ」と『AS』紙へ語っており、ヴァージンのテストドライバーであるアンディ・ソウセックも、ハミルトンは「絶対に」ペナルティーを受けるべきだと同紙へ話している。

また、SUPER AGURIでドライバーを務め、現在は『BBC Radio(BBCラジオ)』で解説を行っているアンソニー・デビッドソンは、こう語った。

「ルイスがコースをいっぱいに使ってウィービングすることで何をしたかったのか分からない。彼は現実にクルマを走らせているのではなく、ゲームでもやっていると思ったんじゃないのかな」

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