ハミルトンのドライビングに批判の声

2010年04月16日(金)
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中国GPのドライバーズ・ミーティングでは、ルイス・ハミルトン(マクラーレン)のドライビングが大きな議題になるだろう。

ハミルトンはマレーシアGPの決勝でホームストレートを走行中、背後に迫っていたビタリー・ペトロフ(ルノー)がスリップストリームに入るのを嫌い、何度もクルマを左右に振っていた。

ハミルトンのこのドライビングに対し、スチュワードは警告を与えていたが、ペナルティーを科すことはなった。これについてルノーのチーム代表エリック・ブーリエは、ペナルティーを科さなかったスチュワードを批判している。

F1界の大ベテランドライバーであるルーベンス・バリチェロ(ウィリアムズ)は15日(木)、もしハミルトンとのホイール・トゥー・ホイールのバトルの際に同じ動きをされていたら、ハミルトンを「お仕置きしてやった」だろうと語った。

バリチェロは、「あれはよくない」と語りつつも、ハミルトンがブレーキング時の行動ではないと主張する可能性も指摘しながら、こう続けた。

「ドライバーの間には協定がある。署名されているようなものじゃないけど、口頭での協定みたいなものがあるんだ。それによって、ラインを変えていいのは1回だけになっている」

「フォーミュラ・フォード(フォーミュラカーの入門カテゴリー)じゃないんだからさ。正直に言って、あんなことは起こるべきじゃない」

15日には、ロバート・クビサ(ルノー)もハミルトンのドライビングを批判し、次のように話していた。

「彼の走り方はよくないね。彼に対して、何らかのことがあると思っていたよ。ルールを考えれば、ペナルティーが科されるべきだったと思う」

「ルールを見れば明らかなことだけど、マレーシアでは、いまいちハッキリとしなかった」

F1ドライバーが組織しているGPDA(グランプリ・ドライバーズ・アソシエーション)の前役員マーク・ウェバー(レッドブル)は、中国GPの決勝前に行われるミーティングで、ハミルトンの件が議題になるだろうと語っている。

2010年から経験豊富な元ドライバーがスチュワード団に加わったことで、より寛大な判断が出る傾向になったとの憶測もある中、ウェバーは次のようにコメントした。

「ルイスが同じことをやるのは見たくない」

「あれは新しいスタイルだったね。もしストレートでああいった走り方をするのなら、この問題について話し合うことになると思う」

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