ウィリアムズからデビューしたニコ・ヒュルケンベルグは、マレーシアGPまで思うような結果を残せていなかったが、これにはチーム関係者も驚いていたようだ。
開幕からの2戦でヒュルケンベルグは、チームメートである大ベテラン、ルーベンス・バリチェロのペースについていけなかったが、雨が波乱を演出したマレーシアGPの予選で5番手になり、バリチェロより上位のグリッドを獲得した。
予選でのヒュルケンベルグの走りについて、ウィリアムズのエンジニアリング責任者パトリック・ヘッドはこう『The Times(タイムズ)』紙へ語った。
「確かに、彼はいい仕事をした。だが、彼がいい走りをしたのは特に驚くことではない」
「むしろ、バーレーンやメルボルンで、うまくまとめられなかったことの方が驚きだ」
マレーシアGPの決勝でヒュルケンベルグは、バリチェロがポイント獲得を逃す中で10位に入り、自身初のポイントを獲得している。