F1最高権威バーニー・エクレストンは、バーレーンGPでルイス・ハミルトン(マクラーレン)が現F1チャンピオンのペースを上回っていたことに驚かなかったと語った。
昨年のタイトルを獲得したジェンソン・バトンは今年、マクラーレンへ移籍しているが、チームメートであるハミルトンのペースに追いつくには、数戦かかるとの見方が強くなっている。
だが、F1の公式ウェブサイトに掲載されたハミルトンとの対談でエクレストンは、今後もハミルトンとバトンの間のギャップが埋まることはないと考えている様子だった。
『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』から、バーレーンでバトンの前をハミルトンが走っていることに驚いたか質問されたエクレストンは、次のように答えていた。
「もし彼(ハミルトン)が前にいなければ、驚いていただろう」
それはなぜかと聞かれ、「ただ単純に彼の方が速いからだ」とエクレストンは答えている。
驚くことではないが、F1の公式ウェブサイトに掲載された英語版の記事では、エクレストンのこのコメントが削除されている。
しかし、F1の新規3チームの戦いが苦しいものになるだろうと語るエクレストンのコメントは、英語版の記事の方にも掲載された。
ヴァージンがタイトルを取ることは決してないと語ると、ハミルトンが「絶対なんて言えないよ!」と返したが、エクレストンはこう加えた。
「今回に限っては(絶対ないと)言える」
「新チームがシーズン中に大きくパフォーマンスを向上させるとは思えない」